<用語解説>
*1 フォトニックネットワーキング技術
一本の光ファイバの中に、波長が異なる複数の光信号を通すことで大量の情報伝送を可能にする波長多重伝送技術、光信号を波長ごとに経路を振り分ける波長ルーティング技術、フォトニックネットワークを構成する機器群を相互に接続し、柔軟かつ効率的に運用するネットワーク制御技術などを用いたネットワーク構成技術。
*2 光クロスコネクト(OXC;Optical Cross Connect)
フォトニックネットワークの構成要素であり、WDM装置等に接続し、ギガビットクラスの高速光信号の経路を振り分ける通信装置。GMPLSなどのネットワーク制御技術を適用することで、ギガビットクラスの高速光信号を柔軟に切り替えることが可能になります。
*3 GMPLS (Generalized Multi-Protocol Label Switching)
IP網において使われているMPLS(Multi-Protocol Label Switching)の考え方を、複数の異なるレイヤに拡張、発展させたプロトコル群。GMPLSは、フォトニックネットワークを制御するプロトコルとして注目されています。このプロトコル群は、IETF(The Internet Engineering Task Force)などを中心として、標準化が進められています。IETFは、インターネットを構築・運営するための規格の標準化を行なう組織です。
*4 光パス
ギガビットクラスの大束な情報伝達の単位であり、情報送受信ノード間すなわち情報を伝達する送信端から受信端の間に光の通信経路として設定されます。GMPLS対応OXCを用いることで、設定した光パスを柔軟に切り替えることが可能になります。