2006年 5月 22日
インターネットマルチフィード株式会社
JPNAP「PI/CUGサービス(試行)」の提供開始について
インターネットマルチフィード株式会社(略称:MFEED、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木幸一)は、インターネット相互接続(IX)サービス「JPNAP」にて、1対1や特定のメンバー内でのセキュアで専有的なトラフィック交換を実現する「PI(Private Interconnect; PI)/CUG(Closed Users Group; CUG)サービス(試行)」を、2006年6月1日より提供開始します。
JPNAP「PI/CUGサービス(試行)」では、VLAN(Virtual LAN)(注1)技術の活用により、これまでのパブリックなJPNAPサービスとは別の論理空間での、1または複数の特定のメンバーだけとのセキュアで専有的なトラフィック交換が可能となります。これにより、IXの多様な利用方法を実現するとともに、従来のJPNAPサービスとの冗長化を図ることも可能となります。
また、本サービスの提供にあたっては、一つのPI/CUG(VLAN)に一つのお客様ポートを専有的にご利用いただく接続形態(「portタイプ」)に加え、業界標準であるIEEE802.1q(注2) taggingによる「tagタイプ」を提供します。この「tagタイプ」をご利用いただくことで、複数のPI/CUGを一つのお客様ポートで重畳してご利用いただけるため、お客様ポートの有効利用が可能となります。
なお、本試行サービスの提供にあたり、@nifty/FENICS、BIGLOBE、IIJ、InfoSphere、ntt.net、OCNがご利用を予定しています。
MFEEDでは、今後もインターネットの飛躍的かつ健全な発展を推進し、社会的インフラとしての信頼性向上に寄与するサービスの提供に先駆的に取り組んでいきます。
1. サービス概要
VLAN技術を活用することにより、東京大手町にて提供している「JPNAPサービス」内でPIやCUGをご利用いただくことができる付加サービスです。PIは、2者間の直接接続としてご利用いただけます。また、CUGのご利用により3者間以上でのトラフィック交換も可能となります。
ご利用にあたっては「tagタイプ」もご選択いただけます。
3. 接続場所
NTT大手町ビル、東京サンケイビル
4. スケジュール(予定)
2006年6月1日より試行サービスの提供を開始し、同年10月より本格サービスにて提供開始する予定です。
(注1)
|
物理的な接続形態とは独立して仮想的にセグメントを分け、複数のネットワークに分割して利用すること。
|
(注2)
|
IEEEによって標準化されたVirtual LAN(VLAN)の規格
|