2007年 10月 2日
インターネットマルチフィード株式会社
「マルチフィードJPNAP東京IIサービス」の提供開始について
インターネットマルチフィード株式会社(略称:MF、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木幸一)は、現在東京大手町エリアで提供中の「マルチフィードJPNAPサービス」(注1)とは独立した、首都圏エリアにおける第二の商用IXサービスとして、「マルチフィードJPNAP東京IIサービス」を2008年1月より提供開始いたします。
日本におけるインターネット環境は、ここ数年のブロードバンド化の急速な進展に伴い、トラフィック量が加速度的に増加しており、今後も動画配信など新しいサービスの利用によりそのスピードはさらに増していくことも予想されています。また同時にインターネットに対して、社会的インフラとしての安定・安全性への要求も高まっています。
MFでは、これまで西日本エリアにおける円滑なトラフィック交換および首都圏エリアにおける激甚対策のため、「マルチフィードJPNAP大阪サービス」を2001年より提供してまいりましたが、日本のインターネットのハブである東京大手町エリアにおける局地的なリスクをヘッジし、お客様ネットワークの可用性や信頼性をさらに高めることを目的として、この度新たにインターネット相互接続ポイント(Internet eXchange (IX) Point)を東京都内に構築いたします。この「マルチフィードJPNAP東京IIサービス」を提供することで、首都圏エリアにおけるお客様ネットワークの主要拠点分散やトポロジーの冗長化を図ることができ、ひいては日本のインターネット全体の更なる安全性確保やより効率的なトラフィック交換、分散を可能とすることを目指します。
なお、本サービスの提供にあたり、NEC BIGLOBE、@nifty/FENICS、IIJ、OCNがご利用を予定されています。
MFでは、今後もインターネットの飛躍的かつ健全な発展を推進し、社会的インフラとしての信頼性向上に寄与するサービスの提供に先駆的に取り組んでいきます。
1. サービス概要
「マルチフィードJPNAP東京IIサービス」は、現在東京大手町エリアで提供している「マルチフィードJPNAPサービス」とは、設備的にも論理的にも全く独立したIX Pointとして、東京都豊島区に開設いたします。また、現在提供中の「マルチフィードJPNAPサービス」と同等のサービスメニュー、システム構成、高可用性、高いサービス品質を提供いたします。
本サービスをご利用いただくことで、ISP、ICP、IDC、CATV、CDN等各事業者に相互接続を促進していただくほか、東京大手町エリアにおける事業者間の相互接続を分散することにより、首都圏エリアでネットワークの冗長性を図ることにもご利用いただけます。
2. サービスメニュー
(1) 10ギガビットイーサポート (10GbEポート)
・10ギガビットイーサネット (10GBase-LR) で接続ポートを提供します。
(2) ギガビットイーサポート (GbEポート)
・ギガビットイーサネット (1000Base-SX または 1000Base-LX) で接続ポートを提供します。
4. スケジュール
2008年1月1日より試行サービスの提供を開始し、同年4月1日より本格サービスの提供を開始する予定です。
5. ご利用料金
2008年1月1日より同年3月31日の試行サービス期間においては、以下の料金にて提供いたします。なお、同年4月1日からの本格サービスのご利用料金は別途、ご案内いたします。
(1) 10ギガビットイーサポート (10GbEポート)
【試行サービス特別料金】
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初期費用
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100,000 円
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月額基本料金
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800,000 円
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(2) ギガビットイーサポート (GbEポート)
【試行サービス特別料金】
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初期費用
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100,000 円
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月額基本料金
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350,000 円
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(注1)
「マルチフィードJPNAP東京IIサービス」の提供開始に伴い、現在東京大手町エリアで提供中の商用IXサービス「マルチフィードJPNAPサービス」のサービス名称を、「マルチフィードJPNAP東京Iサービス」に変更します。