MF RPKIプロジェクト

インターネットにおけるBGP経路情報の交換では、AS運用者の設定ミスや悪意のある不正な経路広告によって、正しい宛先ネットワークに到達出来なくなる可能性があります。2008年に発生した、YouTubeが世界中から参照できなくなった事例のように、不正な経路情報がインターネット全体に蔓延し、世界中の通信に悪影響が及ぼされる事例も多く発生しています。
このような状況の中、インターネットマルチフィード社(MF)では、これまでJPNICや大手ルータベンダ各社等と連携し、インターネットの経路制御の信頼性向上を目指し、将来ISPの皆様が利用されるRPKI技術に関して、2012年よりROAキャッシュサーバの構築およびそれを参照するルータの動作検証を実施し、業界へフィードバックして参りました。
2014年10月1日より、日本のISPの皆様が今後RPKIの運用を本格化することを念頭に、ROAキャッシュサーバの運用を開始し、本格的にRPKI運用技術の習得およびインターネット全体の信頼性向上を目指し、より安心・安全なネットワーク環境を提供できるよう、インターネットの発展に貢献して参ります。

トピックス

2018/08/21 NEW!!
APNICのトラストアンカー単一化に伴い、ROAキャッシュサーバ(roa1.mfeed.ad.jp)が参照するトラストアンカーを更新しました。
2015/09/09
ROAキャッシュサーバ(roa1.mfeed.ad.jp)が参照するトラストアンカーにJPNICを追加しました。
2014/10/27
英語版ページをリリースしました。
Alcatelのルータ設定例を追加しました。
2014/10/01
MF RPKIプロジェクトページ(本サイト)を開設しました。
ROAキャッシュサーバの試験提供を開始しました。