YAMAHA 動作確認機器
ヤマハ株式会社のルータ製品 NVR500 および RTX1210 および RTX830 で、transix IPv4接続オプションサービスを利用できることを確認しましたので、本ページに接続に必要な設定を例示します。
transix IPv4接続オプションの動作を確認した型番/ファームウェアバージョンは以下の通りです。
- NVR500 (ファーム Rev.11.00.25)
- RTX1210 (ファーム Rev.14.01.09)
- RTX830 (ファーム Rev.15.02.01)
製品情報、および公式マニュアルについては、以下を参照ください。
設定例
ホームゲートウェイ(ひかり電話ルータ)ありの場合(DHCPv6-PD回線)
# NVR500 Rev.11.00.25 (Tue Nov 11 14:23:33 2014)
ip route default gateway tunnel 1
ipv6 route default gateway dhcp lan2
ipv6 prefix 1 dhcp-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 address dhcp-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1 o_flag=on
ipv6 lan1 dhcp service server
ipv6 lan2 address dhcp
ipv6 lan2 dhcp service client
ngn type lan2 ntt
tunnel select 1
tunnel encapsulation ipip
tunnel endpoint address [AFTR ADDRESS]
tunnel enable 1
dns server dhcp lan2
ホームゲートウェイ(ひかり電話ルータ)なしの場合(RA回線)
# NVR500 Rev.11.00.25 (Tue Nov 11 14:23:33 2014)
ip route default gateway tunnel 1
ipv6 prefix 1 ra-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 prefix ra-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 rtadv send 1
ipv6 lan2 address auto
ipv6 lan2 dhcp service client ir=on
tunnel select 1
tunnel encapsulation ipip
tunnel endpoint address [AFTR ADDRESS]
tunnel enable 1
dns server dhcp lan2
AFTRのIPv6アドレス設定について
RTX1210(Rev.14.01.20 より前) および NVR510(Rev.15.01.09 より前) では、tunnel endpoint name
コマンドを用いてAFTRの名前を指定をした場合、
IPv4 over IPv6トンネルの接続を確立することができないため、tunnel endpoint address
コマンドを用いて、IPv6アドレスでAFTRを指定する必要があります。
RTX830 ではすべてのバージョンで tunnel endpoint name
コマンドが使用可能となります。
設定例は tunnel endpoint name gw.transix.jp
となります。
なお、2019年01月01日時点のAFTRのIPv6アドレスは以下の通りですが、将来予告なく変更することがありますので、接続ができなくなった場合にはIPv6アドレスに変更がないか確認ください。
NTT東日本エリア | NTT西日本エリア |
---|---|
2404:8e00::feed:100 |
2404:8e01::feed:100 |
2404:8e00::feed:101 |
2404:8e01::feed:101 |
その他の設定について
上記設定例はDS-Lite関連の設定のみ例示してあります。機器やLANへのアクセス制御のためのフィルタや認証については、別途設定してください。
IPv4およびIPv6で接続できているかを確認するには、
などが便利です。